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作家としてのYves Simon

N氏の第2弾「黒猫」の中にYves Simonの「パリの1500万秒」(永瀧達治訳)を発見、読み始めた。
そこに登場する人物は仲間で彼の提示する時代は、そっくり私達が吸った時代の空気と同じ味がする。Yves Simonを私たちのあの時代のひとつのシンボルとさへ感じる。

「彼女は一通の手紙を50回も読み直しては一晩中泣いたようなことがあったのだろうか」(p.28)

私はどうか。思い出してみる。
「私は一通の手紙を50回も読み直しては、ポストに投函したことが何度もあった」

書くと言う行為は愛のある行為だとつくづく思う。長い期間、登場人物達を心に宿して生きる。日常が新鮮な意味を持ち、見慣れた物体が語りかけてくる。それは身体の外に飛び出た、新たな頭脳の回路となり、シナプスが目を見張るばかりに自主結合を展開する。
そのエネルギーは愛なのだろうが、それは、愛の苦しみなのか愛の結晶化なのか、それとも愛の創造なのだろうか。

L'oiseau Invisibleの鳥篭に鳥を何羽増やしても、膨大な時間と金銭の浪費と、その空虚さを実感するばかりで、喜びである筈なのだがその喜びは、空虚さの影に打ち消されてしまう。

書くと言うことが、そう言った”作業”と次元を異にするのは、想像力と創造力が活性化する時には、特別な熱量が発生し、たとえ一瞬であれ新たな生命力が新たな細胞が誕生しているからではないだろうか。

書くと言う行為は愛のある行為だとつくづく思う。
私は鳥たちを飼いはじめて、その分書く喜びを見失っている。
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