PLANETEに戻る

Latest Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

入試シーズン

予備校教師をしていた年月が一番長かった。毎年この時期になると新聞に掲載される入試問題にはすべて目を通す。どこの大学は今年から傾向を変えたとか、今年のセンター入試は教科書と離れすぎているとか、入手可能な限り多くの問題にあたって、収集、記憶、分析しなければならない。予備校の教材には何年の何大学の出題かという記載はされているが、出題者の狙い、癖、できれば来年の予測までしたほうがよい。
赤本、別名、過去問と同じで、それが合格へのワンステップになるかと言うと、単なる気休めに過ぎないと思うのだけれど、傾向分析、出題予測に関するデーター処理力には、予備校の校運がかかっていると、実は予備校も思っているし、一般的にも思われている。

大昔、私が受験したときもそうだったが(3日間連続だった)校門を出ると予備校が解答を配ってくれる。
ある時比較的親しいある数学の教師の一人(S)に聞いてみた。
B「あの校門で配る解答、誰がどこで作るんですか?」
S「実際の問題を入手して、専任スタッフが超スピードで解くんですよ」
B「印刷されている場合も多いですよ。解説つきで」
S「一秒を争って印刷に回すんですよ。専任スタッフは大学の近くのホテルで各教科、何人もスタンバイしてるんです」
B「知らなかった。でも入試問題はどうやって入手するんですか?}
S「実際予備校の職員が出願して受験生になって入室するんですよ」
B「えぇっ!」
S「問題が配布されたら、受験生の職員はすぐに退出します」
B「でも問題を持ち出せない場合が多いでしょう?」
S「トイレに行くふりをして、ポケットに押し込んで持ち出すんです」
B「えぇっ!まるでスパイ映画もどきですね。それから?」
S「待ち受けているバイクに、あらかじめ決めた方法で、放り投げるんです」
B「ハラハラドキドキですね」

これが実際その専任スタッフだった人から聞いた話だけれど、今と違ってワープロもファックスもプリンターもない時代に、そんなことをするだけで速度的に可能だったのかと、今でも半信半疑だ。

印刷された入試問題を投げる、という言葉で思い出す事件がある。
もう20年以上前になるだろうか。その事件が発覚した時は、犯罪が行われた3年後のことだったので、その国立大学医学部の3人は、発覚と同時に抹消になった。ヒートアップした入試競争のさなか闇の受験屋が横行していたのだろう。3年間学んだ後。その3年間を帳消しにされた医学生達、その後どんな人生を歩んだのだろうか。紙切れ(合格証)一枚に当時で一人数千万が動いたことは間違いない。
国立なので賄賂による裏口でもない。替え玉でもない。入試問題を印刷している刑務所から、問題が盗まれたのだ。塀の中の一人がポケットに入れて持ち出し、塀の外の人に放り投げたのだそうな。

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://someotherdays2.blog8.fc2.com/tb.php/102-ea500374

«  | HOME |  »

2017-09

  • «
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • »

MONTHLY

CATEGORIES

RECENT ENTRIES

RECENT COMMENTS

RECENT TRACKBACKS

APPENDIX

Bruxelles

Bruxelles

FC2ブログへようこそ!

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。