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希望の鳥 or ある女性編集者

希望の鳥」の次にサイト「希望の年・希望の鳥」に入稿を予定している作品「虹色のシラピラパラ」は子供向けまんが雑誌に童話として発表した作品だ。その雑誌はしばらくして廃刊になったが、決して漫画雑誌として廃れて廃刊になったわけではない。横山光輝の「三国志」や手塚治虫の「ブッダ」が華々しく連載中の漫画雑誌だったのだから。
希望の鳥」は実はこの雑誌で、子供向きではないという理由で、ボツになった作品なのだが、私にとっては手ごたえのある作品となったので、同人誌「海とユリ」の記念すべき終刊号に提出することにした。
これで筆を置こうと思っていたし、仲間の同人達も高く評価してくれ、なにより親友の姫神さんが、私のラストの作品として充分納得してくれた様子だったので、気持ちの整理がつけ易かった。
英会話講師の仕事が忙しくなるにつれて、文字を介するより、直接人と接する時間が生活の大半を占めるようになっていった。

「虹色のシラピラパラ」を書く以前か書いた後かは忘れたが、出張で大阪に行くので、よかったら一度お目にかかりたいと、その雑誌の編集者I氏から連絡があった。私がホテル・プラザに出向くことにした。

どちらも仕事を終えた後だったので、着いたのは午後8時を回っていた。
梅田からタクシーに乗ったのだが、近すぎる、という理由でやんわり乗車拒否されタクシーを降りたのを覚えている。その後歩いたのか、またタクシーを止めたのかは覚えていない。
女性編集者のI氏はまずお土産にと言って、くるみの実でできたキーホールダーを下さった。ちょうどバイクを買ったばかりだったので、その後長い間愛用した。
私とI氏は初対面であるし、今日は、仕事外、との約束だったので、何をどう話していいか、少し戸惑った。お互いプライベートの話は避けた。ホテルのバーに行って、初めましてと、カクテルでまず乾杯した。
彼女は何か聞いてもらいたい話しがあったのかもしれない。
結局は、抽象的で哲学的な話ばかりした。人間存在とは大河の一滴で、人間一人はスポイトの水滴、時間空間を超越して、すべての存在はすべてと繋がっている、生命の個など、実は無いのだと、そのような結論に話は流れていった。気がつけば午前1時を回っていた。もう帰りの電車が無い、じゃ、泊まっていけば、とも誘っていただいたが、タクシーで帰ることにした。

タクシーの中で気分が悪くなって、止めてもらって、外に出て、何度か吐いた。
taxi driver: ちょっとどこかで、休んでから帰ったほうがいい。
B: 大丈夫です。そんなに酔ってませんから。
Taxi driver: 僕と付き合ってくれたら、タクシー代ちゃらにして、その後、家まで送るけど、どお?
B: ええぇー! ケッケッコーです。お金は払いますし、このまままっすぐ高野大橋を超えてください!
B: 運転手さん、そんな事言って、はい、そうしてください、なんて言う女の人がいるんですか?
taxi driver: わかったよ。今言ったことは忘れて。こんな時間に、酔っ払ってタクシーに、しかも一人で乗る、物慣れしていて、だから、なんて言うか、もっと話のわかる人だと思ったんだよ。
B: 話のわからない人なんです。すみません。あっ、そこ、左です。

この1件以来、どんなに酔っていても、タクシーに乗った瞬間一気に酔いが醒めるようになった。やっかいだ。女性はタクシーに乗ることにさえ、警戒心を忘れてはならない、なんて。
それとも、そもそも若い女性が、真夜中に酔っ払って一人でタクシーに乗ることの方にこそ、問題があるのだろうか。

女性編集者のI氏とは、その後も連絡を取り合ったが、1年後に退社された。今から思うと、何か書きたい気持ちが彼女自身にあって、それにしかし何らかの方法で無理矢理折り合いをつけたかった、そんな時期だった様な気がする。
さらに数年後、彼女と同姓同名の女流作家が登場した。まさか、彼女ではないと思うのだが。

コメント

若い時、無茶飲みしていたのかな?此れからも何かを書いて下さいよ!

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