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孤独、政治という宗教

「年寄りの気持ちは年寄りにならなければわからない」と祖母がよく言っていた。確かにそうかもしれない。最近祖母の気持ちがわかるように思う時が多い。
思い出すのは夫も子供も兄弟もいない祖母だ。たったひとりだけ甥がいたがもう甥自身が私の記憶では老人だったし、会いに来ることもなかった。その甥にとっても自分の子供時代を知っているのは祖母だけだ。祖母が亡くなったとき連絡しなければならなかったのは、その甥だけだった。
「おばさんが東京に住んでいたことがあって、遊びに行ってあちこち案内してもらった」という思い出を語られたが、初めて聞く話だった。祖母が東京に住んでいたって?想像もつかない。なぜ戻ってきたのだろう。いつごろのことなのだろうか。
考えてみれば私の知っている祖母はとことん孤独だった。社交的だったし、人当たりも良かったし、マナーも心得ていた。しかし晩年お友達は全くなかった。いかんせんかなりhighbrow過ぎたのだ。話題も話も近所の人たちとは全く合わない。私が二十歳の時に80歳でなくなったが、人生の最後の20年間、どんな思いで過ごしたのだろう。

最近カルトについて深く調べている。教団は人の心の孤独につけ入ってくる。そう思う。アンケートをお願いします、とか手相を見せてくださいとか、人通りの多いところで話しかけてくる。そしてビデオセミナーに誘う。最近マインドコントロールが解けて脱会したひとのvideoを国内・国外共にたくさん見たが、どうしてこんなものに引っかかるのだろうと、不思議に思うが、実際あちらにはマニュアルがあって、どんな人でも誘導されて、気がついたときには「もうここで生きるしかない」という状態まできてしまっている場合が多いようだ。誰でも引っかかるようにできているのだろう。人はかくも仲間を必要とする生き物なのだろうか?あるいは他力を必要とする生き物なのだろうか。

世の中には不思議なことも多い。科学では説明がつかないことも多く体験する。流れる水に落ちた枯葉のように感じることも確かに多いだろう。そんな時人は神の存在を希求する。そして宗教が口を開けて常に迷える子羊たちを待ち受けている。私は別に宗教を否定するものではない。しかし、調べれば調べるほどに、どんな集団も集金マシーンだと思う。快楽や物質的欲望を否定し、すべてを吐き出させる。そして信者を支配する。どの宗教も、絶対的服従を要求する。最近カルトについて多くを調べて特に思うのだが、宗教と政治は似ている。否一体化してきていると言ったほうが適切かもしれない。寄付をさせられるのに、寄付をさせていただく、というふうに思わせる。ありもしないご利益を授ける、というふうにgive and takeのバーターだと思わせるのだ。こういうふうに書いていると、お前は宗教とカルトを同列に論じているではないかとお叱りを受けるかもしれない。カルトばかり深く調べているので、確かに今の私の目には宗教とカルトの区別はついていない。そして政治の本質もカルトに近いと思うようになっている。

今保守のBlogで安倍晋三に裏切られた、という議論をよく見る。安倍晋三を信仰していた人達なのだろう。実績も能力も必要な胆力も何もないのに信者だった人たちがいたということだ。彼らの話を聞くとTPPに参加しません、という言葉を信じていたのに騙された、裏切られたということらしい。まだすがりついている人もいて、安倍さんは最後にはちゃんと交渉して国益に反しない条件を付加するはずだ、という意見もある。保守のBlogを見る限りではTPP断固反対が安倍氏の「売り」だったらしい。ところが今日のニュースを聞いて驚いた。NHKニュースでは「日本の参加が容認された」などと表現している。産経新聞も同じだ。つまりよく聞くと「安倍さんの命をかけた苦心惨憺の交渉のおかげで、参加など端から拒まれていた日本が、念願叶って、参加できるところにまでようやくこぎつけた」と意味づけているではないか。この調子なら今安倍さんに裏切られたと嘆いている保守の一部の人たちも、そのうち、マインド・コントロールにかかって「TPP参加万歳、安倍さん、ご苦労様、よくやってくださいました」などと感涙するのではないかと思う。「安倍さんを最後までお守りしましょう」とか「安倍さんに裏切られた」とか、そんな馬鹿馬鹿しいことをよく言うなと思う。政治家を「信じる」とか「お守りする」とか、その時点で既にカルトである。またカルトこそ所謂保守の体質であることは歴史が証明している。
戦後国民的連帯感をなくして人々はそれだけ孤独なのだろう。保守は特に孤独なのだろう。日本や日本人から奪い尽くそうと企んでいる国々ばかりだ。頼れるのは国内の保守の政治家しかいない。そういう状態で孤独なのだ。そして保守は孤独から逃れるために、そのためだけに「必死」なのだ。こういうふうに騒ぐBlogの多くは、歴史や国際政治の独自の検証など一切していない。だが保守の国民だけがこのようにカルト信者なのではない。保守の政治家自身が実はカルト信者なのだ。原因?日本は国として老いてしまった、そして保守の国民は現実的にはその老い故にとことん今孤独である。また日本国自体も国際社会の中で既に充分に長い間、危機的にまで本質的には孤独で有り続けてきたことも忘れないでおきたい。

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