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メケメケよくある話さ(2)

メケメケよくある話さ(2) 2004年11月3日 (Wed) 17:17:18

NNの家は3分くらいしか離れていない。一緒に新年を迎えたいと突然大晦日に家に来たこともあった。練習問題をやってる最中に突然立ち上がって、くるりと振り向いたかと思うと、お尻をむき出しにし、私の顔の前に持ってきて、右手でペンペンと叩いて「キャッキャッキャ」と喜んだこともある。あっけにとられて笑えなかった。私が無反応だったから、NNはすぐにシュンと素に戻った。
「今の、見なかったことにするからね」「ハーイ」
いつか英文解釈で「トンズラ」という言葉が出てきた。「Bちゃん、それ何、豚の顔のこと?」と自分の鼻をぎゅっと押さえながら言って、大いに笑わせてくれた。「濡れ衣を着せる」の時は「Bちゃん、それ何、ぬれた服を着せるの?」もう笑うしかない。

大北氏と付き合い始めて8ヶ月位した頃、また家に押しかけてきた。勝手知ったる他人の我が家。灰皿やライターを勝手に出してきてプカプカタバコを吸う。空気清浄機を買うか、NNを家に入れないか、どちらか早急に決断しなければ。
「Bちゃん、大北さん会社辞めた。吃驚した事に、絶対別れないと思っていた奥さんと、別れた」
「また何ゆえに」
「Bちゃん、着服って服を着ること?」甘えたバカ声を出しておどけて言う。
「クックックックッ、そんなに笑わせてくれなくてもいいから」
「大北さん○○○○万円横領着服したという噂があって。本人は誤解だって言ってる。私はOちゃんを信じてる」
「そんな噂、名誉毀損で訴えるべきよ。もし無実なら」
「実は、噂じゃなくて、全社に張り紙が出た」

大北氏は訴えられることもなく、別のホテルに職を得た。NNもホテルをやめた。そしてしばらく遊んでから、中堅商社に転職した。さすがにNNが無理に押しかけてきて話す回数は少なくなった。2度、一緒に海外旅行をしたと写真を見せに来た。それから、大北氏が新車のベンツを買って、自分は助手席に乗って、長距離ドライブをした話。そしてドライブ中に、今度の新しいホテルのオーナーから電話がかかり「訴える」と言われたこと。大北氏、顔色ひとつ変えることなくNNの肩を抱き、片手で運転しながら「どうぞ。でもその時は、こちらも、名誉毀損で訴えますから」と言ったとか。?
大北氏は妻と別れた後、愛人のスミレとも別れ、事態は一変、No.3のNNがNo.1に躍り出た。
物事に動じないNNもやはり内心、不安と釈然としない葛藤に苦しみ始めた。
結婚。大北氏も望んでいない。NNは、反対が明白なので、両親には交際すら言い出せないでいる。

別れるしかない。NNは一旦そう結論を出した。大北氏に別れを告げた、その時涙が滝のように流れた、と言った。そしてお見合い。NNは現代っ子だ。決心して心を一新して結婚に飛び込もうと思ったのだろう。しかし結局不成立に終わった。そしてまた大北氏の下に戻っていたのだった。

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 「C'est ecrit」par Helene Segara & Pascal Obispo


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