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「神戸っ子」廃刊?

「神戸っ子」廃刊? 2004年12月2日 (Thu) 18:20:52

わがこひびとよ われしなば
しろききぬにて まきたまへ
わがむなもとの きぬの上に
あかきはなおば のせたまえ
こひのしるしの あかきはな
つみなるこひの しるしにと
わがこひびとよ われしなば
あかきはなのみ あいせかし (「わがこひびと」久坂葉子作)

12月31日が久坂葉子の命日らしい。21歳で京阪神急行六甲駅(現阪急六甲駅)で飛び込み自殺をした元男爵家令嬢(川崎造船、現川崎重工、創業者の曾孫)。
久坂葉子は19歳で「ドミノのお告げ」という短編小説を書き芥川賞候補となっていて、夭折の作家と言われている。初出は「VIKING」昭和25年4月号、元のタイトルは「落ちゆく世界」。

昨日(12月1日水曜日)の産経新聞の社会面に「月刊神戸っ子」が2回の不渡りを出し、事実上経営破綻したというNewsが出ていた。「月刊神戸っ子」は昭和36年、小泉康夫氏が創刊した、所謂地域密着型のタウン誌の草分け的存在で、神戸に文化の灯火を灯し続けてきた。
私も神戸で「風群」を発行する風群文学会の会長の紹介で32年前に、原稿を寄せたことがある。取り出して眺めてみると、淀川長治の「淀長立見席」という映画の解説や、若い若い筒井康隆の随想連載があって、そこには小さな字でーこの連載随筆に人口着色剤や合成甘味料は一切含まれておりませんーという、まことに筒井氏らしい一文も入っていた。
いよいよ「神戸っ子」も廃刊に追い込まれたかと、感慨深い。神戸で忘れてはならないもう一冊は前出の「VIKING」だ。「VIKING」はどうなったのだろうか。?

昭和48年8月発行(五月書房刊)の季刊誌「やがて青空に」に文芸評論家の小川和佑氏が四城亜儀を取り上げこう紹介されている。
(四城亜儀の作品から未完のまま夭折した芥川賞候補にも挙がった「ドミノのお告げ」の作者、久坂葉子を連想した。雑誌「海とユリ」が四城亜儀という一人の少女の才能を・・・(略)・・)
これを見て、四城亜儀は久坂葉子の再来なのだ(?)と、何かのついでに三ノ宮の薫さんに告げたら、「冗談は休み休み言え」と言われてしまった。クックックックッ。言った相手が悪かった。薫さんは久坂葉子研究会の主幹をもう何年も続けている久坂ファンの第一人者(?)だったことを忘れていた。同じ言うなら他の人に言えばよかった。生きた時代が違うので、他の人なら、私同様、久坂葉子が何者か、もうおそらく神戸の文学愛好者でない限り、誰も知らないだろう。

久坂葉子の思春期には神戸大空襲があり、およそ10年前には阪神淡路大震災があった。その時、薫さんに電話したら、お客さん達もみんな、真っ先に神戸大空襲を思い出したと語ったらしい。「神戸っ子」達がんばれ!
ちなみに昨日見た32年前の「神戸っ子」には、まるで別人のように若々しいBruxellesの写真があった。

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Charles AZNAVOUR 「Et Pourtant(想い出の瞳)」


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