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モンスにて、イギリスの子供たちと

モンスにて、イギリスの子供たちと 2004年10月6日 (Wed) 17:31:41

Bruxellesで思いっきり甘やかされて、本人もこれではいけないと気づき、Parisに向かうことにした。途中Monsで下車。行き当たりばったりだ。ユースに向かう。白壁に木枠の家。素敵な街だ。ちょっと田舎風のマダムが出てきた。遊びつかれたので、ここでとりあえず休もう。おや。誰もいない。こんな大きな所に私一人?嬉しい。この静寂は有難い。広い広い部屋に通された。真ん中のベッドに荷を解く。身体を横たえる。居心地最高。しばらくするとガヤガヤと、あれ、集団だ、しかも子供の。どうせ別の部屋、別の棟に行ってくれるだろう。

ハッと気づいて吃驚した。以前地下鉄で卒倒した時のように、目の前に顔が円形にズラリと並んで、しかもその顔はベッドを幾重にも取り囲んでいる。な、なんなの。私は寝入っていたようだ。部屋中の子供が、珍しい先客を見物中といったところか。ニコニコ笑って、興味津々、好奇心丸出し。私は起こされて機嫌が悪い。ムッとしている。子供たちはしきりに言葉を捜している。
「気がついた?」「...眠いんだけど」
愛想の悪い人にどう話しかけようか、心をくだいている様子。私の黄色いピカピカ光る直径25cmくらいのボールに目を留めた。
「黄色いボール持ってるの?大きなバッグも黄色いね」
「そう、本人も黄色人種だからね」不機嫌は続く。
「You are yellow.But you are beautiful」
耳が直立する。顔が突然ニヤける。
「あの、可愛いお嬢ちゃん、もう一回言ってくれる?」
「You are beautiful」
途端に機嫌がよくなり、満面の笑み。疲れまで吹っ飛んだ。あまりに嬉しくてその子のほっぺにキスした。するとベッドを取り囲んだ全員が、自分の頬をぐっと突き出し、人差し指でそのほっぺを示し、口々に「You are beautiful」の大合唱。ピーチク、パーチク。なんて可愛い小雀さん達。目が思いっきり甘えている。
体勢を立て直し、右端から順番に、ぐるりぐるりと全員にキッス。あはは、そしてみんなで笑いあった。

「あなたたち、柔道教えてあげようか」
「うん、教えて」柔道なんか全く知らないけれど、遠縁の子供をいつも投げ飛ばしている。
「順番にかかってらっしゃい」
ドタンバタン・・ドタンバタン・・・。
そこへスミス先生登場。あっ、まずい、お小言か、お叱りか。
「スミス先生、このひとね、...」ちゃんと紹介してくれる。
「子供たちをよろしくね」スミス先生満面の笑み。

夕食の後、一緒に出かけないかと誘ってくれた。
「今日はもう寝る。いってらっしゃい」
子供たちが帰ってきたのは深夜の12時を過ぎていた。ベッドにやってきて「ただいま」。しかも、顔を真っ赤にして酔っ払っている。
「あなた達、就寝時間は決まってないの?お酒は許可されてるの?」
「なんのこと?眠くなれば、寝るだけよ。何も決められてない。酔っ払ってるわけでもないし」
くだらない質問で興醒めさせてしまった。「また明日ね」

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「Sacre Charlemagne」  France Gall


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