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さすらいのGambler

さすらいのGambler 2005年2月5日 (Sat) 18:28:28

4,5年前に人から聞いた話だ。情報ソースを仮にK子としておく。K子の男友達の一人に製薬会社で働くL君がいた。K子が私の家に来ているときに彼女の携帯に電話が入った。月曜日に会って食事しようと誘ってきた。
「今の電話誰から?」

L君はMRとして働いている。仕事が終わるとすぐに日帰りで和歌山にいく。そして土、日は韓国だ。L君は、勝つときもあるし負ける時もある、というGamblerではない。一晩で数十万から数百万を稼ぐ。”仕事”に熱心で寝る暇はないようだ。
「どうして毎回勝つの?」
すごく頭のいい子で、勝ち負けの原理を数学的に割り出したらしい。L君が仮に、負けるとしたら、怪しまれないために、時にワザと大げさに負けるくらいだ。蛇の道は蛇で、日本全国のそういう場所を知り尽くし、遠いところは飛行機で日帰りする。もう顔を覚えられ、ほとんどの所で出入り禁止だ。

「そのうち日本ではするところがなくなるね」
韓国が狙い目らしい。ギャンブルは公認されている。もうラスベガスにも何回も行った。”仕事”そのものに何の不安もない。問題は通関時だ。大量の紙幣を怪しまれずに、どのように持ち帰るか。勿論出国時にも大量の投資資金を抱えている。一応毎回シナリオを準備する、そこで一番苦労するらしい。

L君はK子にプロポーズしたようだ。K子にノウハウも教えた。K子も飛びぬけて頭のいい子ですぐにマスターした。一度二人でラスベガスに行った。その時も3百万ほど勝ってきたらしい。
「3000万円貯まったら、薬局を出す。それで生活をまず安定させる」L君が言ったそうだ。もう3000万円は貯まっていそうなのに、けれども一向にその気配はない。「今はマダガスカルに行っている」という。マダガスカルはギャンブラーのパラダイスなのだろうか?それにしてもマダガスカルは遠い。彼はついに一部上場の会社を辞めた。仕事を換えた。
「Kちゃんは、どうするつもり?」
「結婚してお父さんの職業欄に記載できないような仕事はしてほしくない」K子は完全に引いている。

留まるところを知らぬL君、薬剤師で賭博の素人なのに、20代でついに、ミナミにカジノを開いた。
「すぐに摘発されるよ、きっと」
「自分の名前は一切出してない。もうスタッフもいるし、表面的にはどう見ても、普通の店のようにカムフラージュしている。その辺はあの子頭いいから」
なんだか劇画本のようなストーリーになってきた。

「Kちゃん、その後L君はどうしてるの?」
L君は6000万円の損失を出したらしい。ヤクザにインネンをつけられ、脅迫された挙句大金を奪われた。
「Kちゃん、断ってよかったね。その子いずれ丸裸になるか、丸裸にされて海に沈められるかしそうだもの」
「そんな目にあっても、まだやる気満々なの。ついてゆけない」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
東京都の石原都知事が、東京カジノ構想を打ち出した。時代は変わる。この後、4,5年もすれば、L君、時代の英雄になっているかも知れない。

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「Le temps des colonies 植民地時代」 Michel SARDOU


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