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Stupid Cupid (2)

Stupid Cupid (2) 2005年2月10日 (Thu) 18:52:29 STUPID CUPIDの演奏を聴く

一番近いからと選んだ高校。それでも電車通学でしかも駅から遠い。先輩の田中さん、福島さん、同学年の臼井さん、その他登校途中で話し合うようになった友達もいた。ある時臼井さんが、苦しい胸のうちを打ち明けた。・・
「山崎君なの?その想い人は」「そう」
そういえば山崎君も2,3日前何か臼井さんのことを言っていたような気がする。
「臼井さん、その話うまくいくような気がする。山崎君は友達だから、私から伝えてみる。期待して待っていて」
1時間目が始まる前に山崎君に伝えた。・・
その夕刻、二人は会い、手をつないで帰った。

以前一度山崎君が珍しく遅刻した。
「どうしたの今日は?」「裁判所からの呼び出し」
「また何故に?」「バイクの無免許運転」
おとなしい子なのに、そういう面があったかと、その時思った。顔を見ると目が鋭い。トンガッている。
でも臼井さんと付き合い始めて恋する少年になった彼は、ソフトに丸くしっとりと落ち着いてきた。ただ翌年の受験、さらにその翌年の受験にも失敗した。その間も臼井さんはずっとそばにいた筈だ。月に1,2回、二人してよくわが家に遊びに来た。帰るときには彼女のコートのボタンを彼がとめ、マフラーも彼が彼女の首に巻いた。

その時彼は3浪目に入っていた。ある日「相談がある」と一人でやって来た。うまくいっていない、もうダメだ。限界を超えた、と彼は言った。「気分転換に阿倍野に出よう」
近鉄百貨店の北面を西から東に歩いた。今の「新宿ごちそうビル」を2,3百m過ぎたあたりだった。
「ちょっと、お二人さん、どこへ行くの、待ったぁ!」と後ろで大声がした。

家に帰って祖母に聞いた話だ。山崎君と私が家を出て5分もしないうちに臼井さんが、それは険しい顔でやってきた。
「山崎君ここにいませんか!!」「たった今、二人で出かけ」
全部も聞かずに戸を開けたまま血相を変えて立ち去ったという。

山崎君と私はビックリして振り向いた。
臼井さんが山崎君に駆け寄り大声でいきなり彼を罵った。
「私を捨てて、Bruxellesさんと・・・」
「Bruxellesさんに失礼なことを言うなよ」
激しく口論している。すると目の前で彼が彼女をビシャリと平手打ちした。なんてことを、と止めに入ろうとした0.1秒の間に、今度は彼女が彼をバシィッとビンタした。私はその激しさに2,3m後退りする。また彼がビンタ・・、するとまた彼女が・・、また、すると、。二人が疲れるのを待って、離れたところから言った。
「あの?。気が済むまで殴り合ってもいいけど、私はそろそろこの辺で帰らせてもらう」

家に帰ると珍しく兄が出てきた。
「臼井さん山崎君と会ったか?どうなった?」
「近鉄百貨店の前で、今ビシバシ二人激しく殴りあってる」
兄「・・力は山を抜き気は世を蓋う、時に利あらず、ウスイ逝かず、ウスイの逝かざることを如何にすべき、虞や虞や若を如何せん・・」
B「馬の話じゃない、それにそれはウスイじゃなくて、(スイ)でしょう、もう」
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「Ma cabane au Canada」 par Line RENAUD
この曲をはじめて聴いたとき驚いた。何に驚いたかといって、そのテンポにである。

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