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Stupid Cupid (3)

Stupid Cupid (3) 2005年2月12日 (Sat) 19:14:50
STUPID CUPID(Connie Francis)を聞く

泊めてもらおうと友達のアパートにやってきた。7時に到着する予定が迷いに迷って9時近くになった。約束は出来ていたが、今日来るとは言っていない。当然のことのように留守だ。仕方なく頬杖をついて階段に座って待った。9時半、10時・・。階段の横を上っていく女の子がいた。
「誰か待ってるの」「一号室の友達」10時半。さっきの子が降りてきた。
「友達帰るまで私の部屋で待ってるといいわ」
遠慮していり口の隅っこに座った。11時になった。その子が私の分の布団も敷き始めた。・・
「私の部屋に泊まりに来る?」あの時代、東京をウロウロしていると、何度か見知らぬ子から言われた。
11時半、やっとHMが帰ってきた。「オッ、来たの、八王子の門間さんちに行ってた」
HMとは初対面、お互い作品と文通ですでに友達感覚でいた。
三畳一間のアパート。寝るときは机の下に脚を入れて寝た。次の日は二人で「メシ屋」に朝食を食べに行った。
彼女も私も「短詩」という同人誌で書きまくっていた。彼女の文章は爆発している。言葉の時速が300キロ。その年二人同時に年度賞をとった。壱岐の島の出身で、東京12チャンネルのCM課で働いていた。夕方新宿西口でまた会った。フーテンやヒッピーがいる。彼女と歩くとその辺りから声がかかる。知り合いが多い。湖東さんという、目の前を歩くサンドイッチマンの友達にも紹介された。三人でオールナイトのゴーゴーバーに行った。帰ってきて部屋にあったウイスキーをガブガブのんだら、夜中にゼーゼーと喘息の発作が出た。あわてて頓服を飲んだ。次の夕方は、やはり「短詩」の仲間の石津、石原両氏に会った。前年の連休に来阪した二人とはすでに阿倍野で会っていた。新宿に300円でとんかつ定食を食べさせてくれる店があるというので、4人でそこへ行った。彼らにしてもいつも単語帳を携帯している。面白い言葉には常にアンテナを張っている。

もう一人大阪に「短詩」の同人で木村太郎という人がいた。この人も書きまくっている。ある日曜日突然家にやって来たので、隣の喫茶店で会った。しばらくして木村氏は「詩劇」という詩誌を発行し始めた。

早い話が(時速300キロ?)ふとしたきっかけで、私が木村氏とHMをくっつけてしまったのだ。HMは仕事を止め、知る人とて二人しかいない大阪にやってきた。

一年目のお正月はCupidのところに二人でやって来た。初々しくラヴラヴに見えた。HMが主婦の生活に退屈し始めた頃に、運良く子供が生まれた。それから何年かして、HMが身体の不調を訴え始めた。心因性のものだ。「離婚したい。離婚したい」と毎日のように電話がかかってきた。彼女には周囲に知り合いはいない。結婚生活の不満は私にぶつけるしかない。彼女の悩みは2,3年くらい続いただろうか。

私が事故で入院したとき、子供を連れて二人でお見舞いに来てくれた。二人して私を励ましてくれた。帰るとき、ベッドから手を出し木村氏とも、HMとも握手した。「ありがとう」
すると9歳の子供が後ろから出てきてこう言った。
「お父さんとお母さんも握手して。僕お父さんもお母さんも二人仲良くしてほしいな」
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「Parce qu'on vient de loin」 par Corneille

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