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Bicketと連絡がついたよ!(2)

Bicketと連絡がついたよ!(2) 2005年3月17日 (Thu) 19:11:12

教室に居ると、男の子が入ってきた。
「あら、あなた、今日が初めて?」
「朝と夕方と両方来ることにしたんです。近々留学するので。特別コース」「あなたラッキーね。ここの先生美人よ。ところで何の留学?」「とりあえずは語学。ゆくゆくはミュージシャンに」「じゃあ、バークリー?」「そう」
細身長髪の大学生。親に反対されたけれど、アルバイトでお金を貯めて押し切って出発するのだという。一人息子だ。叔母さんがボストンに住んでいて去年の夏休みにすでに2ヶ月滞在してきている。写真を見せてくれた。プールもサンルームもあるアメリカンライフという写真。弁護士の家らしい。
そこへ別の生徒が入ってきて言った。
「先生なんだか今日は楽しそうですね。昨夜いいことあったんですか?」すると新入生がオーバーアクションで仰天した。
「先生!自分が!!その美人の先生って!アハハハハハ、アハハハハ、美人の先生って自分のこと、アハハハハ、アハハハハ」仰け反ったり、お腹を押さえたり、おもちゃの水飲み鳥のように忙しい。
「そんなに笑ったら、腸捻転になるわよ、もう、失礼な人ね・・」
「先生!自分が!!ガハハハ、ガハハハハ、、、苦しい?」
一人で延々と笑っている。バイキングビッケに似ていたのでこの19歳の彼にはBicketという新しい名前を付けた。ミナミの居酒屋の2階で行われた送別会にも招待してくれた。いつもpositiveで機嫌のいい、よく笑う子だ。

そして今回の7人の滞在の1泊目は、とりあえず、このBicketの親戚の弁護士の家に決まった。それ以後は未定。航空券は出発当日、見送りついでに、伊丹で各自に発券屋から直接手渡された。ミンミンの知り合いのエージェントだ。往復航空券のみで一人25,6万渡したように思う。1ドル260円くらいだったろうか、よく覚えていない。少し高い気もしたが、私も他の6人も、あまり深くは何も考えない。何に乗っていくかも、直前に初めて知った。大韓航空の直行便だという。
Bicketには「泊めて頂戴」と電報を打ったら「いいですよ。到着時間がわかれば、車2台用意して空港まで迎えにいきますよ」という、まあ嬉しい返事がすぐに返ってきた。だから伊丹空港で皆でお金を出し合ってRyan氏にお土産を買った。

旅立つ前にNew Yorkのことを少しだけ調べた。危険度別ゾーンマップも入手した。人をまとめていく気はさらさら無いにしても、もしかして一人や二人事件に巻き込まれて、怪我をしたり、殺されるかもしれない。それで「原則自由行動なので、各自プランを練るように。保険に入るように。行動は自己責任で」という文書を配布して誓約書を取り付けた。早速サインした皆の分が集まった。たった一枚の紙切れで皆の態度がガラリと変わり、パスポートやビザや旅行保険や、それなりの手続きも各自でした。
佐野君、原口君、パッシェルの3人は、出発当日の空港で、そういえばそれが初対面だった。

「もう一回電話してみて」とミンミンに言われて、ホテルから4回目の電話をRyan邸にかけた。初めて繋がった!!「そちらにBicket,いえ、西田宏という日本人は居ませんか」と切り出した。「YES」!!「Bicketと連絡がついたよぉー」と叫ぶと、電話機を取り巻いていた6人から、期せずして拍手と歓声が沸き起こった。
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Patricia KAAS 「Une fille de l'Est」

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