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人間を守れないFail Safe

人間を守れないFail Safe 2005年4月28日 (Thu) 2:27:01

「Fail Safeの原則」というものがある。飛行機の場合ならば、エンジンが故障すれば、翼が氷結すれば、尾翼が折れればetc.,。本来機械類には二重三重の安全装置がはめ込まれている。失敗を想定した対策や訓練が組み込まれているものだ。

事故をして車を手放す前、私はdrive techniqueに自信のあるdriverだった。レーシングチームに加入した、A級ライセンシーだった。とにかく上半身に無駄な力を入れない。ハンドルは生卵を握るように軽く持つ。手に伝わる振動に素早く反応するためだ。腕の回転もより滑らかになる。足も小刻みに何度もジワジワ踏み込む多少の練習は必要かもしれない。
日常で腕前を見せるところがあるとすれば、発進、停車、そしてコーナーワークくらいだろうか。
スピードを落とさずにコーナーを回る。基本は「Slow In Fast Out」コーナーにさしかかる前にスピードを落として、回り切る直前にアクセルを踏む。高野山などで練習をした。
重要なのは「コーナーにさしかかる前にスピードを落とし」つまり「コーナーにさしかかったらブレーキに触れてはならない」ということだ。どのくらい手前からブレーキを踏むかは、当然速度に比例する。物理学の問題だ。(アウトバーンでヒッチハイクした時、車は何百メートルも先でしか止まらなかったことを思い出す)
交通量の少ない、たとえば、高野山等では、コーナーでセンターラインをオーヴァーしてくる車やバイクは多い。何秒か早く速度を落としていれば・・。油断が生まれるのだろう。
カーブを回るすべての乗り物には力学的にいろんな方向から複雑な力のベクトルが発生する。タイミングによって、ブレーキは速度を落とすものではなくなり、転倒や脱線を引き起こす引き金となる。

晴れた5月の日曜日の朝、直線コースで膝と大腿骨を粉砕した人間が何を言っても説得力がないのはわかっている。ただ今回の列車大事故において、速度が何キロだから脱線が可能かどうか、という議論はとても虚しい。

「Fail Safeの神話」はまたしても崩れた。覚醒した冷静な人間の判断がFail Safeの最後の砦とならなければ、人間を守ることはできない。日本の鉄道の安全神話もこれで完全に崩壊した。不安と悲しみだけが煙を上げ続けている。
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「Les dames de la poste」 Juliette Greco
確かに後ろ指を指される発想の歌詞。Outlawでいられる年月は少ない。

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