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嵯峨信之(前回の続き)

昨日あわてて書いた日記で嵯峨信之の之を信行と書いてしまったのが気になって本棚から、古い「詩学」を引っ張り出して確認した。今日訂正しておいた。草野しんぺいも、草野心平に訂正する。間違ったままにするとリンクをたどっても出ない。出てきたのは昭和42年の8月号。研究会作品合評の出席者は栗田勇鍵谷幸信石原吉郎笹原常与、嵯峨信之の5名。いつか「堕天使達の呟き」で話題になった鍵谷幸信氏、ジャズ評論のみならず確かにこうして詩の合評も既にされている。
この頃私は栗田勇氏の「アントニオ・ガウディー論」を熱心に読んだ記憶がある。確か「知的復権のために」という濃いグリーンのカヴァーの本もあった。私の「2N世代」の表紙はこのグリーンをいただいて、たなかひろこさんに必死に素材を探してもらったのを覚えている。この後栗田氏は「愛奴物語」を執筆、それは映画化された。その後は、ロートレアモンの「マルドロールの歌」を訳出された。
栗田氏以外で日本人の評論に感銘を受けたのは大久保喬樹氏の「ジャックソン・ポロック論」そして「ルネ・マグリット論」ともに大感激だった。大久保喬樹氏の登場によって、美術評論という分野が、面白さという点で文学小説を超えたと思った。大久保氏はまだ東京大学に在籍する学生だった。(岡倉天心の解説で後年TV出演されているのを見た。東工大の仏文の教授に確かなられていたと思う。)その後高階秀爾氏、東野芳名氏、中原祐介氏らの美術評論、フランス人が書いた詩論(たとえば、バシュラールの「空間の詩学」)丹下健三磯崎新黒川記章氏らの建築論、他には現代音楽論(クセナキス等)やジャズ評論などを、本当にワクワクと読み漁った。ケイジデュシャンの存在に出会ったのも多分この頃だと思う。当時詩の実作はストップしていた。嵯峨氏のご指摘にあるように、私は大阪にいながら、支路井耕治が時代の寵児でNHKのドキュメンタリーにまでスター的に登場していた頃はまだ「他人の街」も支路井耕治の存在も知らなかった。

支路井耕治の存在を私に知らせたのは、ちょうどその頃リトルマガジン詩劇「グルッペ」を創刊した「短詩」の同人木村太郎氏、そして実際に引き合わせたのは、後に私の詩集「2N世代」の装丁を引き受けてくれたたなかひろこ氏だった。


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「Je suis grecque」  Melina Mercouri

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